オンラインに英会話|発達障害姉妹の英語学習、場面緘黙克服の鍵

記事内に含まれている広告では、私が実際に使ってみて良かったものをご紹介させて頂いております。

こんにちは、もりーです。

最近娘たちが、オンライン英会話の体験レッスンを受けてみました。

今日はその時の様子と、そこから得た私の気付きについて書いていきます。

自閉症スペクトラム姉妹(加えて強烈な場面緘黙を発揮する長女)と、母親である私の体験談が、どなたかのヒントになりましたら幸いです。

自閉症スペクトラム姉妹|子どものオンライン英会話レッスン体験レポ

私が英語学習を始めたことを皮切りに、娘たち(特に次女)も英会話や海外に興味を抱くようになりました。

「せっかくの機会」と思った私は、娘たちに提案してみました。

もりー
もりー

オンライン英会話、受けてみる?

と。。

意外にも娘たちの反応はとても積極的だったので、オンライン英会話サービスを早速探し、我が家のライフスタイル等にマッチしそうなところに体験レッスンを申し込み、そして受講が始まりました。

※申し込んだらあれよあれよと言う間に予約が進み、オンラインサービスの素晴らしさに今更驚きました。

実際の様子|場面緘黙を発揮する時もある次女編

次女は10時からのレッスンでした。(レッスンはzoomで25分間)

私もドキドキしながらzoomを開き、

いざ!

ドアオ~~~~~プン!!!!

画面の向こう側には初めましての先生がおられ、テンションが一気に上がった私。

(海外の方とのコミュニケーションは好きな方です。英語は喋れないけれど。)

そんな私をよそに、画面の前で固まる次女。

娘のサポートに回ろうと判断した私は、口をなかなか開こうとしない娘のかわりに、2人の会話の間にポツポツと入ってみました。

すると・・・先生が何か言ってる・・・!

詳しいことはわからなかったけれど、

あなたの出る幕じゃないわよ!!

みたいなことを仰っていることは理解できました。

そうしているうちに今度は、PC画面の左下の方に、

お母様はできるだけ話さないようにお願いします

的な文言が書かれたポップアップが出てきました。

「なるほど」と直球なご意見をありがたく受け取った私は、静かにその場を離れたのでした。

家事をしながら聞いていると、次女は ポツリ ポツリ と話し始めた様子。

沈黙の時間が流れた時には、たまーーーーに、先生が日本語を使ってサポートして下さっていたようです。

はじめて、且つ、この特殊な状況に慣れてきた私は、いつのまにかこれまでの自分を俯瞰して眺めていました。

そこでまず気付いたことは、

私が幼稚園や学校で娘たちのことを説明する際、まず最初に障害名や特性について話していたんだな

ということ。

つまり、お世話になる先生に娘たちが抱える諸事情を話さずにお任せする、というのは初めての状況だったということです。

これが良いとか悪いとかっていうことではありません。

なぜなら、年齢によって、環境によって、相手によって、

親がもっている子どもの情報の伝え方が自ずと変わるのは自然なことだと思うから。

娘たちの英会話レッスン体験を通して、自分自身をこのようなかたちで振り返ることができ、私にとっても非常に貴重な機会となりました。

初めて英会話レッスンを受けてみた次女の感想は、

楽しかった

とのことで、英会話レッスンを継続することが決まりました。

実際の様子|ハードな場面緘黙を発揮する長女編

長女が受講する時には最初から、まったく見えない場所で待機することにした私。

この時点で驚くべき点は、

長女がこの状況を受け入れた

ということです。

ものすごく激しい分離不安があった(現在もゼロではない)長女が、私のサポートなしで受講すること自体を受け入れるとは・・・

私は、まずここに驚きました。

ここで少し余談ですが。

場面緘黙をあちらこちらで発揮しまくっている長女は、どこに言っても口を開くことはほとんどありません。

心を許せる、ほんのわずかな人の前のみで言葉を発する、そんなレベルです。

時々通っている学校の先生に対する挨拶や反応も、首の動きのみ、です。

そんな長女なので、

沈黙の25分間が流れるのではないだろうか?

と、私は半ばヒヤヒヤしながら耳を澄ませていました。

ところが。

そんな私の心配をよそに、レッスンが始まると長女は、ポツリ ポツリ と口を開くではないですか・・・!

しかも画面の向こう側にいる先生は、決してニコニコしているとは言えないタイプ。

それなのにもかかわらず、長女は慣れない単語を発している・・・!

レッスンを終えた長女も、

たのしかった!英会話レッスンを受ける

とのことだったので、受講の申し込みをしました。

私はこれらの状況にひたすら驚くと共に、長女の場面緘黙に対する私なりの認識が、あっさりと塗り替えられることになったのでした。

発達障害当事者の親が考える、親のサポートが過剰化する理由

たった1度の英会話レッスンを体験しただけで、ものすごく大きなことに気付いてしまった私。

娘たちに対するこれまでの私のサポートを省みながら、サポートが過剰になっていたのかもしれない、と思いはじめました。

そして、親である私のサポートが過剰化した要因について掘り下げてみました。

ここからが私なりの見解です。

幼児期

  • 発達障害に敏感にならざるを得ない環境がある
  • 発達障害というラベリングが、良くも悪くも普及している(と、個人的には強く感じている)
  • 実際に療育を受けるには、受給者証が必要となる
    • 何等かの診断名、または、心理士等からの意見書が必要
    • 親は子どもの障害や特性と向き合わなくてはならない状況が続く
  • 運動会や発表会や参観日などで、とても目立つ存在となる
    • 「あの子、発達障害なんじゃない?」という噂をされるか、「うちの子は発達障害なんです」と周囲にカミングアウトしてしまうか、の選択に迫られる機会が増える
    • 親子共々できるだけ困らないように、と対策を立てたり、心構えをする必要性が出てくる

学童期

  • 就学に向けて、支援級または通常学級を利用するかの選択に迫られる
    • ここでも、障害の有無は運命の分かれ道になる
    • とは言え、学校側と家庭の意向がマッチするとは限らない
    • 子どもの気持ちを尊重しようという文化はほぼゼロ
  • 入学後は合理的配慮を求めるために、子どものためのサポートブックなどを作成
    • うちの子は◯◯です、とサポートが必要な部分をあえてピックアップする
    • 故に、このような対処をして頂けると助かります、という文言を添えて
    • いちいち「発達障害があります」や「こんな特性がります」という説明を添えないと、社会からは認めてもらいにくいことに気付き始める

鋼の盾|発達障害の娘たちを守る母親の盾が年々育った結果

娘たちが幼稚園や学校に通っているときは、

預け先を信頼してお任せしようと心に決めていたし、実際にそうしていました。

それと同時に私は、信頼をどんどん失うような出来事を、いくつも経験することに。

1つの具体的な出来事をお話しています🔻

https://stand.fm/episodes/65d11941143d3d5ca46b993c

「学校に行きたくない」と毎日毎日泣いている子どもをサポートするには、それなりの覚悟が必要です。

学校と子どもとの間に入って子どもを守るためには、多くの困難があります。

つまり。

親のサポートが過剰化したのには、

様々な要因の積み重ねによる、れなりの理由が存在する

というのが、個人的な意見です。

娘たちを支えるための環境づくりの重要性

場面緘黙は環境によって大きく左右されるもの

ということを身をもって痛感した私。

頭ではわかっていても、医学的にどれだけ立証されていたとしても、やはり実体験に勝るものはありません。

本格的なホームエデュケーションを実践し、約1年4ヶ月。

娘たちに貼り付いてりるラベリングを、あえていよいよ剥がし始めようかな?と思っているところです。

一生日本で暮らすのであれば、様々な福祉サービスを使いながら、障害者として生きていくという道もあるのかもしれない。

それも悪くないけれど、今から親が「それしかないんだ」と視野狭窄に陥ってしまうのはもったいないことです。

今私が思うのは、

もしかすると海外に出たら、ひとりの人として生きていける可能性もあるのではないか?

ということ。

「そうなって欲しい」と勝手に願い、娘たちに背負わせるのとは違って。

娘たちと一緒に語学を楽しみながら、大人になるまでの約10年間の未来を、

一緒に楽しみながら視野を広げて行けたら良いなぁ、

と本気で思うのです。

そんな私の今の目標は、10年以内に娘たちと一緒に、1ヶ月程度の短期留学にいくことです。

リップルキッズパーク|もりー家が使っているオンライン英会話

もりー家が利用している子どものオンライン英会話サービスは、

リップルキッズパークです。

場面緘黙が強い娘でも受けることができたので、同じような悩みや不安を抱えているお子様も1度体験レッスンを受けてみる価値はあると思います!

海外の先生と実際にお話をしてみるという経験は、想像以上の刺激を与えてくれます。

もりー家の英語学習は始まったばかり。

これからも時々、ブログでレポを書いていくつもりです。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

もりー
もりー

それではみなさまごきげんよう!