不登校姉妹の母でホームスクーラーの もりーです。
「不登校の子ども」というワードから、皆さまはどんなイメージが浮かびますか?
このような印象をお持ちの方は決して少なくないと思います。
そして実際に、このような状況のお子さまもいらっしゃることでしょう。
しかし私はこのように考えています。
その子はそうせざるを得ないのだ
と。
不登校の子どもたちは一見、自由そうに見えるかもしれません。
しかし現実はまったく違います。
すごく狭い世界のなかで、不自由さや引け目を抱えながら、自分を必死に守りながら生きています。
だからこそ親である私は、堂々と胸を張って生きていたいと強く思っています。
そんな私がホームエデュケーションを実践または継続するうえで、絶対的に必要だと確信しているもの。
それはずばり!
タイムスケジュール
というわけでここからは、もりー家の実情とその効果についてご紹介したいと思います。
どなたかのヒントになりましたら幸いです。
不登校でもメリハリを|ホームスクーラーのタイムスケジュール
2024.02.10現在
午前中|過ごし方の基本とその効果
表の通り、午前中は45分1コマ✕3クール、休み時間は15分です。
つまり、学校に寄せた時間割となっています。
45分間は個人スペースでそれぞれに過ごします。
個人スペースはリビングの一角に、夫が日曜大工で作りました。(半年がかり)
プライベートスペースを確保しながらも、寂しさを感じない距離感という感じ。
どんなことをして過ごしているか?
午前中は、
ドリル・読書・(疲れているときは)眠る・考えごとなどなど
親から見ても静かに過ごしていることがほとんどです。
考え事などなど、というのは、娘たちがそのように教えてくれました。
また学習センターや図書館などの外出も、この時間帯に組み込んでいることが多いです。
私が自宅でしごと(幼児向け教室)をしている日も、いつもと変わらず落ちついて過ごしている様子。
ドリルは少しでもいいから必ずやる、ということになっています。
なぜなら、
自由すぎるのもまた苦痛だから、
です。
やることのパターンがいくつか決まっていた方が選択による負担が少なく済む、というのはよくあることではないでしょうか?
それから、ドリルを購入するときは娘たちと相談しながら、本人が取り組みやすいと感じるものを店頭で選ぶようにしています。
外出できることが大前提ですが、地味に大事なポイントだったりするよ!
タイムスケジュールから得られる効果2選
ひとつめは
家族間の適切な距離感が保たれる
これに尽きます。
親子であれ兄弟であれ一緒にいる時間が長くなることは、デメリットの方が圧倒的に多くなりがちです。
※幼い幼児は別です
姉妹や家族の距離感については、私が相当悩み試行錯誤を繰り返してきたことのひとつでもあります。
その結果、
物理的に距離をおけるような環境をつくるしかない
という答えに至ったのです。
今でこそ個人のスペースがリビング内にありますが、このようなスペースがなかった頃は、ダンボールでついたてを手作りしたり、市販のパーテーションを購入したりしながら対策を重ねてきました。
パーソナルスペースと個人で過ごす時間を可視化することにより、徐々に、
我が家にとってお互いに心地の良い距離感が保てるようになってきたのです。
即効性はないけれど、地味に効いてくる効果は絶大だよ!!
2つめの効果としては、
メリハリがついて生活に活気が生まれる
これは確実に1つめの副産物と言えます。
個人の時空間が確保できたことにより、それぞれが自分の頭で考えたり、何かに取り組んだりする時間が増えたのです。
見通しが立ちすいため、摩擦や衝突もグンと減り、とても平和な日々を送れるようになりました。
午後|就寝時間を守れる過ごし方
午後の過ごし方はある意味、午前中の過ごし方よりも課題が多くありました。
なんとなくなし崩しになりがちなのが午後なのよ。
午後をうまく過ごすコツは、
就寝時間を基準にすること。
試行錯誤の結果、我が家にとってはこれが1番だ、ということに落ち着いた次第です。
したがって午後のタイムスケジュールを決めるときには、逆算からがマスト!
持続可能なホームエデュケーションを実践するには、無理のないスケジュールを組むことが必須なのです。
加えて、計画して満足するのではなく、実践するということがミソです。
もっと言うと、実践する覚悟をもって計画を立てていくことが肝心なのだ、と思います。
テンポよく日々を送りたいのであれば、それ相応の努力が必要なことを、この年でようやく学びました。。
先にあげた具体的なわが家のタイムスケジュールは、あくまでも 【現在】の【もりー家】にピッタリなテンプレートです。
ライフスタイルは常に変化し続けるものなので、これからも柔軟に変えながら続けていくつもりです。
まとめ
不登校=不幸ではありません。
たとえ一時的に絶望的な気持ちになったとしても、そこから抜け出すことは可能です。
ホームエデュケーションはたしかに楽ではありませんが、その分、学びがたくさんあります。
子どものことを親がいかに知らないか、ということを突きつけられることも多く、自分の思い上がりに気付かされ、反省することもたっっくさんあります。
しかしどの人も、どのご家庭も、ひいてはどの時代においても、
人生というものは大なり小なり、様々な問題を含んでいるものではないでしょうか?
その問題があるからこそ人は考え、解決に勤しむ。
そんな人生を「不幸だ」と嘆くか「生きている甲斐がある」とするかは、自分が選べることなのだと私は常々思っています。
前向きで在れるときばかりではありませんが、目を三角にして下ばかり向いていても、勝手に明るい方向へ進めることはきっとありません。
だからこそ、
少しでも明るい方向へ進むために人生の時間とエネルギーを使いたい!
そう強く思います。
最後までお読み下さりありがとうございました。
ほんの少しでもどなたかのヒントになりましたら幸いです。
それではみなさまごきげんよう♫
もりー