ポジティブな不登校|ホームエデュケーションがうまくいっている秘訣

記事内に含まれている広告では、私が実際に使ってみて良かったものをご紹介させて頂いております。

ホームスクーラーのもりーです。

ホームエデュケーションを本格的に始めてから、1年1ヶ月が経過しました。

この間、私が深く考えさせられたことの1つに

家庭における子どもの居場所について

が挙げられます。

過去のブログにも書いていますが、子どもが感じる居場所と親が考える居場所が一致しているとは限らないというのは、私が今でも確信していることです。

 

今や不登校は誰にでも起こりうることだと思っていますが、いざそうなった時に、

家庭の中に子どもにとっての居場所があるかどうか

または、親が率先して作っていけるかどうか

これらの要因はきっと親子関係の未来を左右するだろうと、私は考えています。

というわけで今日は、過去の実例を取り上げながら、ホームエデュケーションの意義について書き進めて行きます。

子どもの不登校に悩む保護者の方や、これからホームエデュケーションしようと考えておられる方のヒントになりましたら幸いです。

医師からの褒め言葉|薬なんて要らないんですね、の真意

我が家の娘たちは年に4回ほど、大学病院に通院しています。

診断を受けた時から主治医はずっと変わらず、もう7年もの間、娘たちの成長を見守り続けて下さっています。

7年の間には、次女の状態が最悪だった時期に投薬チャレンジをしたこともありました。

投薬チャレンジをしていた頃の私はまだ、「娘が不登校にならない方がいい」と考えていました。

少なからず登校刺激も毎日していました。

もりー
もりー

家から一生出られなくなってしまうような気がして怖かった。。。

しかし状態は改善するどころか、悪くなるばかり。

この頃の私が葛藤しながら、何度も繰り返した自問自答は

薬を飲みながら学校に行けたらそれでOKなのか?

ということでした。

その後結局、登校刺激をすっかりやめる方に舵を切っていくことになるわけですが。。

このような我々親子の経緯のほとんどを知っている医師が、昨日、笑顔で仰ったのです。

主治医
主治医

薬なんて要らないんですね!

と。

家庭に居場所があり、マイペースに成長している娘たちは、かつてない程に安定した心身の状態を保つことができています。

それは薬のチカラを借りずとも、です。

終始笑顔だった医師は今の状態に感激され、今回の診察を終えました。

「いや、でも学校行ってないからでしょ?」という厳しい声も聞こえて来そうですが、やはり私が強く思うことは、学校に行けることよりも、子どもの心身の状態の方が大事ということ。

加えて私が感じたとは、薬を飲みながら登校している子どもたちがいかに多いことか?ということでした。

  

居場所と主体性|お昼ご飯事情が語る娘たちの積極的な動き

子どもの居場所について軽く見ていたのは、紛れもなく過去の私です。

🔻それを証明する過去記事です。

 

今ではすっかりホームエデュケーションが定着した我が家では、私にとって一時は最も大きな課題であったお昼ごはん事情にも、変化が見られ始めました。

約3ヶ月前までは私がお弁当を作っていたのですが、そのわずか2ヶ月後には、娘たちが代わりばんこでお昼ごはんを作るようになったのです。

 

長女作:パスラー

麺はパスタ、味はラーメンという、長女オリジナルメニューです。

自分の舌に頼って味を整えたらしいのですが、とても美味しかったです。

 

次女作:ナポリタン風

ソースの玉ねぎがシャキシャキで美味しかった!

そしてついに、長女が「パパのお弁当をつくりたい」と言い出し、少しだけ早起き(5時半)をしてお弁当を作る日も出てきました。

実際のところは、言い出しっぺの長女よりも次女の方がハマってしまった様子。

昨日は家族3人分のお弁当を作ってくれました。

我が家は節約も兼ねて、家から距離のある場所に行く時にはできるだけ、お弁当を持参するようにしています。

その時は帰宅後の負担軽減をしたいので、100均で買っておいたパックを使うことも多いです。

  

娘たちの変化を見ながら私が改めて感じていることは、

子どもがほんの少しでも家事の一部を担うことは、家庭内における子どもの居場所を確保するための有力な手立てになるだろう

ということ。

実際に娘たちは、安心した暮らしの中で、自らの意思で取捨選択を繰り返せるようになりました。

このことから、主体性が育ってきていることを感じます。

初期の頃は「頼まれたからやる」だったのに対し、

現在は「自ら選択して行動する」に変化したのです。

親の意見や顔色を気にすることなく、自分が挑戦したいと思ったら、まずは「やりたい!」と言ってみる。

娘たちにとってこれは大成長!

ホームエデュケーションの醍醐味と言えるかもしれません。

 

台所育児|子どもとの関係性を深めるのに有効です

娘たちが幼い時から続けてきた台所育児ですが、これは親子の関係性を深める手立てとして非常に有効だと感じています。

たとえば、

  • きのこちぎりを手伝ってもらう
  • 鍋を見張っておいてもらう
  • 食事の支度を一緒する

などの、ささやかなしごとをシェアするだけでも、親子間にはコミュニケーションが生まれます。

こんな何気ないことの繰り返しが、親子の絆を少しずつ深め、揺るぎないものにしていくのではないか?と私は思っています。

 

劣等感よサヨウナラ|子どもが自信を取り戻したホームエデュケーション

ネガティブなイメージがまだまだ強い不登校。

「学校は行くべき」という刷り込み世代の親をもつ現代の子どもたちは、少なからずその刷り込みの影響を受けて育っています。

故に不登校の子どもたちは、

登校している子どもたちよりも劣等感を抱えやすい傾向にあるのでは?

と強く感じています。

小学生の子どもたちが劣等感を抱え、更にはそれを増幅させることは、大人の想像以上に容易なことです。

しかも、それらを自分のチカラだけで払拭するのはほぼ不可能だと、私は感じています。

そんな子どもたちが抱える劣等感を、少しでも払拭できるようお手伝いをすることは、大人の役割ではないでしょうか?

 

私の意見はいつだって、学校に行った方が良いとか、行かない方が良い、とかではありません。

そんなことよりも、

子どもたちが必要以上に劣等感を抱くことなく、萎縮することなくのびのびと成長する為には、子どもが身を置く環境が何よりも大切なのでは?

ということなのです。

つまるところ、

我が家にとってはホームエデュケーションがピッタリだった、と思っています。

 

子どもとの関わりにおいて正解はありません。

しかし、その子にとって最適な環境を模索し、選択していくことは可能です。

我が家を例に挙げてみると、

プレッシャーに押しつぶされそうになりながら学校生活を送らせていた時よりも、娘たちにとって必要なことから取り組んでいる今の方が、親子共々健やかであることは間違いありません。

 

ホームエデュケーションの実践に於いて、私が大事にしている三本柱がこちらです。

  • 心身共に健やかであること
  • コミュニケーションを大事にし、良好な親子の関係性を保つこと
  • 家庭内での話し合いを通し、子どもが自分の意見を述べること

これらを基本に据えたもりー家のホームエデュケーションは、まだまだ続きます。

 

学校教育でもホームエデュケーションでも、娘たちの未来に対する不安は、ほぼ等しい。

もりー
もりー

つまり、どっちなら絶対に安心!とも思わないと、いうことだよ!

それではみなさまごきげんよう。

もりー