2歳児の包丁デビュー|子供用包丁の選び方と使い方

記事内に含まれている広告では、私が実際に使ってみて良かったものをご紹介させて頂いております。

ホームスクーラーの もり-です。

この記事は主に、

  • 子どもにいつから包丁を持たせようか迷っている
  • 発達障害があるからこそ、台所に立たせておきたい
  • 台所育児に憧れるけど、何から手をつけたら良いのかわからない

という方に向けた記事になっております。

過去に私が書いたブログを参考にしながら、できるだけ鮮明な実体験の様子を書いていきます。

また、お子さまの成長の個人差はとても大きいため、くれぐれも無理はなさらないことをおすすめします。

加えて、発達障害だからこれをやっておいた方がいいよ!と勧める内容ではありませんので、誤解のなきよう最初に書き記しておきます。

現在娘は12歳になります。

私は過去を振り返りながら、何度でも思う。。

もりー
もりー

あのとき覚悟を決めてよかった!!

と。

2歳児の本気|包丁を使った料理遊びではない

過去のブログをたどってみたら、

2013.10.09に包丁デビューをしたという記録がありました。

つまり正確には、

2歳5ヶ月で包丁デビューをしたということになります。

当時の様子

娘にはじめて包丁を渡す時、

私は腹をくくりました。

 

10年前の私
10年前の私

娘が指を1本落とすかもしれない。

と。

「どういうこと!?」と思われる方も多いかもしれません。

ですがその頃の我が家の現実は、それくらい毎日が修羅場だったということです。

後に詳述します。

この時のことは今でも鮮明に覚えており、私にとって色々な意味で、強烈な時間だったのだと思います。

もちろん前後に葛藤もありましたし。

そしてこの日は、ある意味に於いての大きな分岐点だったことが、今ならとても良くわかります。

1つ1つの親の選択は、良くも悪くも子どもの未来を左右することになることも多いです。

子どもの為にどこを取ってどこを捨てるのか?親は都度、選択に迫られます。

親が叱責を受けることだって珍しくない中で、それでも、その時の最善の選択と覚悟を決めることは、親にとって必要不可欠なことと、今でも強く思います。

もりー
もりー

親って、ものすごいプレッシャーを受け続けているよね・・・

こんな親の心配をよそに、2歳だった娘は、とても上手に包丁を使えるようになっていきました。

指を怪我したことは、ほとんどないかもしれません。

それよりも、ピーラーの方が危ない時もあったし、まだ冷めきらないフライパンでやけどをしたという記憶の方が確実に残っています。

もりー
もりー

何事も、やってみないとわからないものだね!

それは、子どももだけれど、親も同じ。

2歳児に包丁を持たせたきっかけ

先述したように、私が子どもに包丁を持たせる覚悟を決めた理由は、決して前向きではありませんでした。

どちらかと言うと、諦めにも近い感覚が大きかったように思います。

というのも・・・

1歳の頃から台所に立っていた娘。

朝昼晩にと癇癪を起こしていたのにもかかわらず、台所に立っている時だけは

なぜだかとても熱中することができたのです。

当時はまだ発達障害とはわかっていませんでしたが、

毎日公園に2~3時間と通い続け、人がいる公園では泣いて撤退、雨が降れば大暴れ・・・

とにかく泣いて暴れることが多かったのです。

加えて、長女が2歳3ヶ月の時には下の娘もを産。

つまり。

娘の癇癪+次女の妊娠出産+2歳差育児

という状況に、私はほとほと参っていました。

もりー
もりー

なんとかこの大変な状況を切り抜けるには、もうこれ(包丁含む料理)しかない

というような、諦めの境地だったというわけです。

とは言え、相当な覚悟をしたことは事実です。

当時はまだ「子どもを信じるってどういうこと?」というレベルの私でした。

しかしこの時、ほんの少しだけわかったような気がしたことも覚えています。

台所育児の工夫と注意点|母の心構えと向き合い方

念のために書いておきますが、ただ闇雲に包丁を与えたわけではありません。

順序やルールを私なりに考えて決め、娘に提示していきました。

当時の娘にどれくらい伝わっていたのかは謎ですが、

これだけは絶対にだめ!」ということは、

何が何でも譲らないと決めていました。

そして、その方が娘に伝わりやすかったことも、事実です。

それから、

包丁を使っているときには、できるだけ娘の方を見ない

ということを心がけていました。

なぜなら、子どもが一生懸命集中している所に、あーだこーだ口出しするのはちょっと違うなぁと思ったからです。

自分だって集中している時に、外野からあーだこーだ言われたらイライラするし集中できない!

この頃から私は子どもを尊重するということを、身をもって学んでいくことになりました。

 

親が覚悟をして、こどもに包丁を預けたのなら、徹底してやらせる。

これをちょっとずつ繰り返していくことで、

私の中に芽生えた覚悟の芽も、少しずつ育っていったように思います。

そしてその芽は今でも健在!現在進行系で成長中!

このような私の態度や、様々なやり取りを通し、私が娘に対して言っていた

「気をつける」とはどういうことなのか、

これについては、自然と伝わったのではないか?と思われます。

ここで当時のブログを引用します。

当時の私のブログより

 

2歳児に合った包丁選び|5つの工夫点

子どもの包丁を買おうと決めた時にまず迷ったのが、

どの包丁を買おうか?

ということ。 

刃物を購入する時の私の条件は、

よく切れるもの

なぜなら、切れない刃物ほど危ないものはないと思っているからです。

それに、子どもが握る包丁ともなれば、親側の本気度にも影響するはずです。

そしてその本気度は、子どもにも自ずと伝わってしまうもの。

おままごとは、おままごと

台所しごとは、台所しごと

なのです。

特に娘は幼い頃から「こどもだまし」的な方法が通用しにくかったのです。

それに私自身も、そういう方法を用いることには抵抗があり、あまり使ってきませんでした。

そういうこともあり、ホンモノの包丁を探したのでした。

我が家で愛用している包丁については、別記事でご紹介致します。

これは娘が包丁デビューをしてから、約7ヶ月後の2014年5月27日の写真です。

3歳0ヶ月の時には、だいぶ包丁使いが上達していました。 

最後に。

まとめ|子どもに包丁を使わせる時の工夫、5つ

私なりの工夫点を5つにまとめてみました。

  • 手の使い方など、教えようとしない
  • 子どもの目の前に出す材料は少しずつ
  • 作業中に見すぎない・口を出さない・手を出さない
  • 切り終わったら、速やかに包丁を手放せるような働きかけを行う
  • 硬い材料を扱う時は、レンジで柔らかくする、または切りやすい大きさに切っておく

10年間の成果が実り、今は多くの料理ができるようになった12歳の娘。

あの頃はまだ、娘が発達障害だってことはわかっていなかったけれど。

色々な視点から見ても、台所育児はやっておいて本当に良かったことの1つです。

もりー
もりー

慎重になるのも、思い切るのも、どちらも大事な親心だよね!

それでは皆さまごきげんよう!

もりー